「泉」から「いづみ」へ その3
- 2006/06/26
- 04:15
「泉」から「いづみ」へ その3
「泉ちゃん、礼子さんにイイ事してもらったんだって?」
資料室でみゆきさんにいきなり言われたものですから、びっくりしてしまいました。
「どうして知ってるんですか?」
言ってから、しまったと思いましたが、手遅れでした。
「ああ、やっぱりそうだったのね。気持ち良かったんでしょ?」
「それ、だれから聞いたんですか?」
「社長からよ。これで泉ちゃんも本当に私達の仲間入りね。」
「それって、どんな意味なんですか?」
「つまり、秘密が一つ無くなったっていうことよ。私達、みんな本当に仲がいいんだもの。」
そう言ってみゆきさんはわたしの手を握りました。なんでも、お姉さま達はみんな愛し合っているらしいんです。
「社長に愛されるとみんな女の人しか愛せなくなっちゃうのよね。それに、寮には女性ばかりでしょ。女同士で険悪になるとまずいので、社長がリードしてお互いにみんなが好きになるようにしてるのよ。」
聞いているわたしの方がだんだん恥ずかしくなってきました・・
「わたし、これでも男なんですけど、みなさん反対されなかったんですか?」
「泉ちゃんは特別よ。ぜーんぜん男っぽくないもの。それに、人に言えない秘密があるんでしょ?うふふ。」
わたし、自分でも顔が真赤になっているのが分かりました。
「えーっ、そんな事まで知ってるんですかぁ?」
「泉ちゃんがそういう事してるとこ、見てみたかったわ。うふ。そうだ、「寮」って言い方、色気が無いでしょ。これからは「メゾン」って呼んでね。」
「「メゾン」ですか?」
「そうよ、本当は「メゾン・ド・アムール」って言うらしいんだけど、「愛の館」って言う意味らしいわ。」
「わたし、お姉さまたちにどんな風に思われてるんですか?」
「泉ちゃんくらい男っぽくなかったら、女の子になってみるのも悪くないんじゃない?」
「それはつまり・・」
「それはお仕事が終わってからのお楽しみよ。」
みゆきさんはわたしにウインクして資料室を出ていったのでした。
わたしのお仕事は「インナーメイト」という、女性下着を扱う会社の雑用係です。
ランジェリーショップが主なお客様で、倉庫があったりするわけではないのですけど、カタログやサンプルなどちょっとした荷物の持ち運びに男手があると便利らしいのです。
最近、大手メーカーさんからお客様アンケートのデータ処理の依頼があって、お姉さま達がやっていたのですけど、地域別の顧客分布のために仕分けするのに、四苦八苦していたそうです。
わたしは電車に乗ったりするのが好きだったせいで、日本の主な町の名前くらいはすぐに浮かんできますから、そのおかげで、1週間くらい前からこの仕事を任せてもらうようになりました。
少しはお姉さまたちのお役に立てると思うと、とても嬉しくて一所懸命やっています。
そんなわけで朝から資料室にいたのでした。
社員のお姉さまたちを少しご紹介しますね。
社長の美佳さんはまるで女優さんのような、とても美しいかたです。
わたしがこれまで会った女のひとで、美佳さんみたいに綺麗なかたはいませんでした。
鼻と唇の形がとっても素敵で、見つめられたらなんでも言う事を聞いてしまいそう・・
それと、なんでもすごいお金持ちの家の生まれだそうです。
昨日色々お世話になった礼子さんはとても日本的な、優しい感じのひとで、
美佳さんより8才お姉さんらしいのですけど、古くからのお友達だそうです。
とても大きくて綺麗な胸をお持ちなんですけど、美佳さんに勧められて手術をしたそうです。
わたしだけじゃなくて、他のお姉さまたちにも丁寧な言葉遣いをされるのですけど、みゆきさんによると、ちょっといじめられたりするのが好きなんだそうです。
さっきまでおしゃべりしていたみゆきさんはお姉さまたちの中で一番若くて、25才くらいだそうです。
みゆきさんもモデルさんみたいに綺麗なかただと思っていたら、ほんとうにモデルさんだったそうです。
下着のモデルをやっていた時に美佳さんと知り合ったそうで、男の人にモテ過ぎてすごく怖い思いをして、この会社に移ってきたそうです
みゆきさんは眼と唇がとても色っぽくて、お話していると吸い込まれてしまいそうです。
長くなりそうなので、他のお姉さま達の事はまたお話しますね。
今日は金曜日です。会社は5時で終わりでした。「メゾン」に帰ったら、お寿司が用意されていました。
食堂でみんなが集まっていると、美佳さんが話し始めました。
「今日は泉ちゃんがウチに来てからちょうど1ヶ月なので、仕事にも馴染んできたし、入社祝いをしましょうね。昨日ちょっと、前祝いをしたんだけど、みんなの望み通りになりそうよ。」
「じゃあ、泉ちゃんを女の子にしてあげよう、っていう話は見込みがあるんですね。」
美佳さんと同い年で、とっても明るい麻里さんが言いました。
「そうなの。昨日ちょっと様子を覗いたら、こっそりスリップとパンティを身に着けて、とっても可愛らしかったのよ。」
ああ、とうとうみんなに判ってしまたのですね。どうしよう・・
「私も見たかったわぁ。」
みんな羨ましそうな声を出しているんです。
「それでね、今日から泉ちゃんもみんなと一緒にお風呂に入ってもらう事にしたの。今までは一人だけ男の子だからって、みんな遠慮してたと思うけど、今日からは女の子のつもりで付き合ってあげてね。」
パチパチ、と一斉に拍手が起こりました。わたし、どうなってしまうのかしら・・
「泉ちゃん、礼子さんにイイ事してもらったんだって?」
資料室でみゆきさんにいきなり言われたものですから、びっくりしてしまいました。
「どうして知ってるんですか?」
言ってから、しまったと思いましたが、手遅れでした。
「ああ、やっぱりそうだったのね。気持ち良かったんでしょ?」
「それ、だれから聞いたんですか?」
「社長からよ。これで泉ちゃんも本当に私達の仲間入りね。」
「それって、どんな意味なんですか?」
「つまり、秘密が一つ無くなったっていうことよ。私達、みんな本当に仲がいいんだもの。」
そう言ってみゆきさんはわたしの手を握りました。なんでも、お姉さま達はみんな愛し合っているらしいんです。
「社長に愛されるとみんな女の人しか愛せなくなっちゃうのよね。それに、寮には女性ばかりでしょ。女同士で険悪になるとまずいので、社長がリードしてお互いにみんなが好きになるようにしてるのよ。」
聞いているわたしの方がだんだん恥ずかしくなってきました・・
「わたし、これでも男なんですけど、みなさん反対されなかったんですか?」
「泉ちゃんは特別よ。ぜーんぜん男っぽくないもの。それに、人に言えない秘密があるんでしょ?うふふ。」
わたし、自分でも顔が真赤になっているのが分かりました。
「えーっ、そんな事まで知ってるんですかぁ?」
「泉ちゃんがそういう事してるとこ、見てみたかったわ。うふ。そうだ、「寮」って言い方、色気が無いでしょ。これからは「メゾン」って呼んでね。」
「「メゾン」ですか?」
「そうよ、本当は「メゾン・ド・アムール」って言うらしいんだけど、「愛の館」って言う意味らしいわ。」
「わたし、お姉さまたちにどんな風に思われてるんですか?」
「泉ちゃんくらい男っぽくなかったら、女の子になってみるのも悪くないんじゃない?」
「それはつまり・・」
「それはお仕事が終わってからのお楽しみよ。」
みゆきさんはわたしにウインクして資料室を出ていったのでした。
わたしのお仕事は「インナーメイト」という、女性下着を扱う会社の雑用係です。
ランジェリーショップが主なお客様で、倉庫があったりするわけではないのですけど、カタログやサンプルなどちょっとした荷物の持ち運びに男手があると便利らしいのです。
最近、大手メーカーさんからお客様アンケートのデータ処理の依頼があって、お姉さま達がやっていたのですけど、地域別の顧客分布のために仕分けするのに、四苦八苦していたそうです。
わたしは電車に乗ったりするのが好きだったせいで、日本の主な町の名前くらいはすぐに浮かんできますから、そのおかげで、1週間くらい前からこの仕事を任せてもらうようになりました。
少しはお姉さまたちのお役に立てると思うと、とても嬉しくて一所懸命やっています。
そんなわけで朝から資料室にいたのでした。
社員のお姉さまたちを少しご紹介しますね。
社長の美佳さんはまるで女優さんのような、とても美しいかたです。
わたしがこれまで会った女のひとで、美佳さんみたいに綺麗なかたはいませんでした。
鼻と唇の形がとっても素敵で、見つめられたらなんでも言う事を聞いてしまいそう・・
それと、なんでもすごいお金持ちの家の生まれだそうです。
昨日色々お世話になった礼子さんはとても日本的な、優しい感じのひとで、
美佳さんより8才お姉さんらしいのですけど、古くからのお友達だそうです。
とても大きくて綺麗な胸をお持ちなんですけど、美佳さんに勧められて手術をしたそうです。
わたしだけじゃなくて、他のお姉さまたちにも丁寧な言葉遣いをされるのですけど、みゆきさんによると、ちょっといじめられたりするのが好きなんだそうです。
さっきまでおしゃべりしていたみゆきさんはお姉さまたちの中で一番若くて、25才くらいだそうです。
みゆきさんもモデルさんみたいに綺麗なかただと思っていたら、ほんとうにモデルさんだったそうです。
下着のモデルをやっていた時に美佳さんと知り合ったそうで、男の人にモテ過ぎてすごく怖い思いをして、この会社に移ってきたそうです
みゆきさんは眼と唇がとても色っぽくて、お話していると吸い込まれてしまいそうです。
長くなりそうなので、他のお姉さま達の事はまたお話しますね。
今日は金曜日です。会社は5時で終わりでした。「メゾン」に帰ったら、お寿司が用意されていました。
食堂でみんなが集まっていると、美佳さんが話し始めました。
「今日は泉ちゃんがウチに来てからちょうど1ヶ月なので、仕事にも馴染んできたし、入社祝いをしましょうね。昨日ちょっと、前祝いをしたんだけど、みんなの望み通りになりそうよ。」
「じゃあ、泉ちゃんを女の子にしてあげよう、っていう話は見込みがあるんですね。」
美佳さんと同い年で、とっても明るい麻里さんが言いました。
「そうなの。昨日ちょっと様子を覗いたら、こっそりスリップとパンティを身に着けて、とっても可愛らしかったのよ。」
ああ、とうとうみんなに判ってしまたのですね。どうしよう・・
「私も見たかったわぁ。」
みんな羨ましそうな声を出しているんです。
「それでね、今日から泉ちゃんもみんなと一緒にお風呂に入ってもらう事にしたの。今までは一人だけ男の子だからって、みんな遠慮してたと思うけど、今日からは女の子のつもりで付き合ってあげてね。」
パチパチ、と一斉に拍手が起こりました。わたし、どうなってしまうのかしら・・