「泉」から「いづみ」へ その16
- 2006/07/09
- 02:40
「泉ちゃん、そろそろ出掛けるけど、大丈夫?」
今日は5月20日、私の16才の誕生日です。その記念というわけでもないのでしょうが、(笑)
今日から女性ホルモンを摂取するため、会社を早退けさせてもらって、美佳さんのお知り合いのお医者さんのところに行く予定です。婦人科に行くので、まわりの患者さんに目立たないよう、女の子のかっこうで行く事になりました。初めての外出なので、ちょっとドキドキです。
「社長、私もいつでも出られますから。」
会社のお車に乗せていってもらうので、あゆみさんが運転してくれるようです。
「じゃあ一度お部屋に戻って仕度しましょうね。」
夢のような(笑)週末が過ぎて、1ヶ月近く経ちました。毎日お姉さまたちとセックスを愉しんでいるのかって?仕事もありますからね。「お猿さん」にはなっていませんよ。(笑)
それでも、わたしの方からお願いできるようになったのは、ちょっと進歩したのかしら?
ひとりじゃ寂しいだろうって、毎日お姉さまたちのお部屋に行きますけどね。
いろんなお話をして、オッパイを飲んで、(笑)大人しく眠る毎日です。
女の子になるための訓練もなんとかこなしています。
言葉遣いは、お外で男の子のかっこうになっている時から、同じように喋るように心掛けています。
丁寧な話し方をすれば、男の子も女の子もそんなに変わらないし、変に意識せず、自然に喋る方が良いのだそうです。
仕草は難しいですよね。そう簡単に身に付くものではないので、大人しくしているのが一番いいそうです。(笑)ただ、女の子のお洋服を着ると自然と動きに制約が出るので、焦らずに時間を掛けて女らしくしていこうと思います。
以前に「ファンシー」で由美さんに選んでもらった、フリルのブラウスと、淡いグリーンのふんわりしたフレアースカートにめぐみさんに貸していただいた、ピンクのカーディガンを合わせました。
「クリニック 田中」という看板の婦人科には4時30分ぴったりに着きました。
待合室には他の患者さんもいなくて、ホッとしました・・
「浅井さん、お入り下さい。」
看護婦さんの声に促されて病室に入ると、先生は眼鏡の似合う女の人でした。
「あなたが泉さんね。美佳さんからお話は聞いているから、大丈夫よ。」
「真紀さんはね、学校時代のお友達だったのよ。いつの間にかこんなに偉くなっちゃって・・」
「あら、こう見えても地味なお仕事なのよ。でも、普通の人よりはたくさん頂いている事はたしかね。」
白衣を脱いだら、きっととても美人なんでしょうね。美佳さんのお友達は綺麗なひとばっかりです。
「それで泉ちゃん、女性ホルモンを投与すると体つきが変わっちゃうけど、大丈夫?」
「はい、美佳さんたちと良くお話しましたので、特に心配はしていませんから。」
「判ったわ。そういう人で一気に女性になろうとして、たくさんお薬を欲しがる人もいるんだけど、体に負担がかかるから、時間を掛けて、ゆっくり変えていきたいけど、いいかしら?」
「はい、先生にお任せします。」
「それと、人によっては体質が合わなかったり、副作用が出ることもあるの。あと、性欲が薄くなって、「男の子」が役に立たなくなったりする人もいるので、覚えておいてね。」
「「男の子」がオシッコするだけの器官になったら、悲しいわよね。」
美佳さんが替わりに答えてくれました。
「じゃあ、セックスは今までどおり出来た方がいいのね。慎重に処方しますから、服用する量をきちんと守ってね。」
先生にまでそういう事を知られていたかと思うと、顔が真赤になってしまいました・・
「それじゃあ、男性機能をチェックしますから、パンティを脱いでちょうだい。」
「真紀さん、ここでセックスする気なの?」
「あ、今のは冗談よ。副作用が酷かったら実際に試してあげてもいいけど。」
そう言って先生は美佳さんにウインクしました。
「呆れた。あなたお医者さんなんだから、キツいジョークはやめてよね。」
「本音を言えばこの子と試してみたい気はあるのよ。でも、お楽しみはいつかまた、ね。」
「ねえ、このまま帰るのもつまんないでしょ?「ミスティ」でセットだけでもしましょうか。」
帰りのお車の中で美佳さんが言いました。
「私もしばらく洋子さんに髪をやってもらってないので、お願いしようかしら。」
運転しているあゆみさんも乗り気みたいです。
「今日は泉ちゃんも女の子の恰好だし、洋子も喜ぶかもね。」
「あのお店ってもう長いんですか?」
「洋子が独立してから・・もう5年くらい経つわね。腕もたしかだけど、口も達者だから繁盛してるのよね。」
「それに二人のスタッフも、でしょ?」
「そうね、意外と人気あるのよね。時々マコちゃんの方が上手いかなって思う時、あるのよね。」
「そう言えばみなさん、しばらくウチに来てませんよね。」
「「ミスティ」の人が来る事、あるんですか?」
「泉ちゃんがウチに来てからはまだ来てなかったわね。前は3人でよく遊びに来たのよ。」
「じゃあ、今晩洋子さんたちを引っ張っていきましょうよ。」
「あゆみちゃん、冴えてるわね。洋子たちも入るとちょっとしたものよね。楽しみだわ。」
そうこうしているうちに「ミスティ」に着きました。平日なので、案外他のお客さんは多くなかったです。
「美佳さん、久し振りじゃない。あらあら、今日は3人お揃いなのね。」
「泉ちゃん連れて例の病院に行った帰りなの。この子、今日初めてお外に出たのよ。」
「それでウチに寄ってくれた、って訳ね。光栄です。(笑)」
「そうそう、この子今日が16の誕生日なのよ。女の子の泉ちゃんも良く似合ってるでしょ。」
「どこのお嬢さまがいらしたのかと思ったわ。(笑)清純な少女ってカンジで、素敵じゃない。16才の記念に泉さんの分はサービスするわね。」
「ついでに私たちの分もタダにしてくれる、って事は無いわよね。(笑)」
「もう、あなたの口車に乗ってたら明日からご飯が食べられなくなっちゃう・・マコちゃん、こちらの口の減らない社長さんのセット、お願いできるかしら?」
マコさんと呼ばれたひとは前にこのお店に来た時にも、美佳さんのセットをしてくれた方です。
髪を後ろで束ねて、メガネを掛けた化粧っ気の無い人ですが、仕事は出来そうな雰囲気です。
「判りました。美佳さん、こちらに座っていただけますか?」
「マコちゃん、久し振りよね。洋子さんに可愛がってもらってる?」
「美佳さん、相変わらず艶のある髪ですね。お体の調子もよろしいんじゃないですか?」
「ねえ、お店が終わったら、ウチに来ない?久し振りにみんなで楽しみましょうよ。」
「はい、店長に聞いてみますけど、たぶんお伺いできると思います。」
洋子さんは前のお客様が終わるとあゆみさんを呼びました。
「あゆみさん、お待たせしてご免なさい。セットしていくでしょ?」
「ちょっと伸びてきたから毛先だけカールしてもらえますか?」
「そうね。あゆみさん、たまにはセミロングの感じでいってみましょうか。」
「いつもショートだから、イメチェンするのも悪くないですよね。」
「あ、チーちゃん、あゆみさんが終わるまでこちらのお嬢さんのお相手頼めるかしら?」
チーちゃんと呼ばれた女の人がシャンプーしたり、コーヒーを出してくれたりしました。
「私、智恵子っていうんですけど、みんなチーちゃんって呼ぶんですよ。元々夜のお仕事してて、美容師には縁遠かったんですけど、ピンチの時に洋子さんに助けてもらってここに来たんです。なんにも出来ないんですけど、チーちゃんが立ってるだけでお客様が増えるからって言うんですよ。」
「わたしも中学を出て今の会社に入ったばかりで全然お仕事出来ないんですけど、みんな可愛がってくれるんですよ。なんかおんなじみたいですね。これからも仲良くしてくださいね。」
「はい、初心者同士頑張りましょうね。よろしくお願いします。」
智恵子さんは夜のお仕事だと言っていましたけど、あまりそういう感じがしない、普通のお姉さんみたいです。
「智恵子さんたちは洋子さんと一緒に暮らしてるんですか?」
「はい、私の方が年上なんですけど、いつも可愛がってもらってます。おたくの礼子さんと同じような感じかもしれませんね。」
「じゃあ、智恵子さんが「妹」の役なんですか?」
わたしはつい、口を滑らせてしまいました・・
「そうなんです。礼子さんも仰っていましたけど、二人とも焦らされるのが好きなのね、って笑い合ったりするんですよ。」
「聞いちゃいけなかったですか?」
「いいえ、美佳さんのところにお邪魔したら、すぐ判る事ですもの。泉さんは「お姉さん」の役なんでしょ?」
「いやだ、恥かしいです。でもね、ほんとはお姉さまたちに甘えるのが大好きなんですよぉ。」
「泉さん、まだ16のお嬢さんですものね。今度、私も「ぎゅっ」ってしてあげますからね。」
心なしか、肩を抱かれたような感じがして、ちょっと嬉しかったです。わたしってやっぱり甘えん坊ですね。
美佳さんたちのセットが終わったようで、洋子さんに呼ばれました。
「ちょっと考えてたんだけど、泉さんのお名前、ひらがなで「いづみ」って書いたらどうかしら。」
「あら、それいいわね。私も考えた事あるのよ。月曜日から「いづみ」って名札に替えてあげるけど、どう?」
「そしたら、もっと女の子っぽくなるかも知れませんね。洋子さん、ありがとうございます。」
「じゃあ、決まりね。16のお誕生日を境に「泉」から「いづみ」に名前が変わるのね。恋愛小説みたいで素敵じゃない?」
みんなも喜んでくれてるみたいです。今日から「いづみ」をよろしくお願いします。
今日は5月20日、私の16才の誕生日です。その記念というわけでもないのでしょうが、(笑)
今日から女性ホルモンを摂取するため、会社を早退けさせてもらって、美佳さんのお知り合いのお医者さんのところに行く予定です。婦人科に行くので、まわりの患者さんに目立たないよう、女の子のかっこうで行く事になりました。初めての外出なので、ちょっとドキドキです。
「社長、私もいつでも出られますから。」
会社のお車に乗せていってもらうので、あゆみさんが運転してくれるようです。
「じゃあ一度お部屋に戻って仕度しましょうね。」
夢のような(笑)週末が過ぎて、1ヶ月近く経ちました。毎日お姉さまたちとセックスを愉しんでいるのかって?仕事もありますからね。「お猿さん」にはなっていませんよ。(笑)
それでも、わたしの方からお願いできるようになったのは、ちょっと進歩したのかしら?
ひとりじゃ寂しいだろうって、毎日お姉さまたちのお部屋に行きますけどね。
いろんなお話をして、オッパイを飲んで、(笑)大人しく眠る毎日です。
女の子になるための訓練もなんとかこなしています。
言葉遣いは、お外で男の子のかっこうになっている時から、同じように喋るように心掛けています。
丁寧な話し方をすれば、男の子も女の子もそんなに変わらないし、変に意識せず、自然に喋る方が良いのだそうです。
仕草は難しいですよね。そう簡単に身に付くものではないので、大人しくしているのが一番いいそうです。(笑)ただ、女の子のお洋服を着ると自然と動きに制約が出るので、焦らずに時間を掛けて女らしくしていこうと思います。
以前に「ファンシー」で由美さんに選んでもらった、フリルのブラウスと、淡いグリーンのふんわりしたフレアースカートにめぐみさんに貸していただいた、ピンクのカーディガンを合わせました。
「クリニック 田中」という看板の婦人科には4時30分ぴったりに着きました。
待合室には他の患者さんもいなくて、ホッとしました・・
「浅井さん、お入り下さい。」
看護婦さんの声に促されて病室に入ると、先生は眼鏡の似合う女の人でした。
「あなたが泉さんね。美佳さんからお話は聞いているから、大丈夫よ。」
「真紀さんはね、学校時代のお友達だったのよ。いつの間にかこんなに偉くなっちゃって・・」
「あら、こう見えても地味なお仕事なのよ。でも、普通の人よりはたくさん頂いている事はたしかね。」
白衣を脱いだら、きっととても美人なんでしょうね。美佳さんのお友達は綺麗なひとばっかりです。
「それで泉ちゃん、女性ホルモンを投与すると体つきが変わっちゃうけど、大丈夫?」
「はい、美佳さんたちと良くお話しましたので、特に心配はしていませんから。」
「判ったわ。そういう人で一気に女性になろうとして、たくさんお薬を欲しがる人もいるんだけど、体に負担がかかるから、時間を掛けて、ゆっくり変えていきたいけど、いいかしら?」
「はい、先生にお任せします。」
「それと、人によっては体質が合わなかったり、副作用が出ることもあるの。あと、性欲が薄くなって、「男の子」が役に立たなくなったりする人もいるので、覚えておいてね。」
「「男の子」がオシッコするだけの器官になったら、悲しいわよね。」
美佳さんが替わりに答えてくれました。
「じゃあ、セックスは今までどおり出来た方がいいのね。慎重に処方しますから、服用する量をきちんと守ってね。」
先生にまでそういう事を知られていたかと思うと、顔が真赤になってしまいました・・
「それじゃあ、男性機能をチェックしますから、パンティを脱いでちょうだい。」
「真紀さん、ここでセックスする気なの?」
「あ、今のは冗談よ。副作用が酷かったら実際に試してあげてもいいけど。」
そう言って先生は美佳さんにウインクしました。
「呆れた。あなたお医者さんなんだから、キツいジョークはやめてよね。」
「本音を言えばこの子と試してみたい気はあるのよ。でも、お楽しみはいつかまた、ね。」
「ねえ、このまま帰るのもつまんないでしょ?「ミスティ」でセットだけでもしましょうか。」
帰りのお車の中で美佳さんが言いました。
「私もしばらく洋子さんに髪をやってもらってないので、お願いしようかしら。」
運転しているあゆみさんも乗り気みたいです。
「今日は泉ちゃんも女の子の恰好だし、洋子も喜ぶかもね。」
「あのお店ってもう長いんですか?」
「洋子が独立してから・・もう5年くらい経つわね。腕もたしかだけど、口も達者だから繁盛してるのよね。」
「それに二人のスタッフも、でしょ?」
「そうね、意外と人気あるのよね。時々マコちゃんの方が上手いかなって思う時、あるのよね。」
「そう言えばみなさん、しばらくウチに来てませんよね。」
「「ミスティ」の人が来る事、あるんですか?」
「泉ちゃんがウチに来てからはまだ来てなかったわね。前は3人でよく遊びに来たのよ。」
「じゃあ、今晩洋子さんたちを引っ張っていきましょうよ。」
「あゆみちゃん、冴えてるわね。洋子たちも入るとちょっとしたものよね。楽しみだわ。」
そうこうしているうちに「ミスティ」に着きました。平日なので、案外他のお客さんは多くなかったです。
「美佳さん、久し振りじゃない。あらあら、今日は3人お揃いなのね。」
「泉ちゃん連れて例の病院に行った帰りなの。この子、今日初めてお外に出たのよ。」
「それでウチに寄ってくれた、って訳ね。光栄です。(笑)」
「そうそう、この子今日が16の誕生日なのよ。女の子の泉ちゃんも良く似合ってるでしょ。」
「どこのお嬢さまがいらしたのかと思ったわ。(笑)清純な少女ってカンジで、素敵じゃない。16才の記念に泉さんの分はサービスするわね。」
「ついでに私たちの分もタダにしてくれる、って事は無いわよね。(笑)」
「もう、あなたの口車に乗ってたら明日からご飯が食べられなくなっちゃう・・マコちゃん、こちらの口の減らない社長さんのセット、お願いできるかしら?」
マコさんと呼ばれたひとは前にこのお店に来た時にも、美佳さんのセットをしてくれた方です。
髪を後ろで束ねて、メガネを掛けた化粧っ気の無い人ですが、仕事は出来そうな雰囲気です。
「判りました。美佳さん、こちらに座っていただけますか?」
「マコちゃん、久し振りよね。洋子さんに可愛がってもらってる?」
「美佳さん、相変わらず艶のある髪ですね。お体の調子もよろしいんじゃないですか?」
「ねえ、お店が終わったら、ウチに来ない?久し振りにみんなで楽しみましょうよ。」
「はい、店長に聞いてみますけど、たぶんお伺いできると思います。」
洋子さんは前のお客様が終わるとあゆみさんを呼びました。
「あゆみさん、お待たせしてご免なさい。セットしていくでしょ?」
「ちょっと伸びてきたから毛先だけカールしてもらえますか?」
「そうね。あゆみさん、たまにはセミロングの感じでいってみましょうか。」
「いつもショートだから、イメチェンするのも悪くないですよね。」
「あ、チーちゃん、あゆみさんが終わるまでこちらのお嬢さんのお相手頼めるかしら?」
チーちゃんと呼ばれた女の人がシャンプーしたり、コーヒーを出してくれたりしました。
「私、智恵子っていうんですけど、みんなチーちゃんって呼ぶんですよ。元々夜のお仕事してて、美容師には縁遠かったんですけど、ピンチの時に洋子さんに助けてもらってここに来たんです。なんにも出来ないんですけど、チーちゃんが立ってるだけでお客様が増えるからって言うんですよ。」
「わたしも中学を出て今の会社に入ったばかりで全然お仕事出来ないんですけど、みんな可愛がってくれるんですよ。なんかおんなじみたいですね。これからも仲良くしてくださいね。」
「はい、初心者同士頑張りましょうね。よろしくお願いします。」
智恵子さんは夜のお仕事だと言っていましたけど、あまりそういう感じがしない、普通のお姉さんみたいです。
「智恵子さんたちは洋子さんと一緒に暮らしてるんですか?」
「はい、私の方が年上なんですけど、いつも可愛がってもらってます。おたくの礼子さんと同じような感じかもしれませんね。」
「じゃあ、智恵子さんが「妹」の役なんですか?」
わたしはつい、口を滑らせてしまいました・・
「そうなんです。礼子さんも仰っていましたけど、二人とも焦らされるのが好きなのね、って笑い合ったりするんですよ。」
「聞いちゃいけなかったですか?」
「いいえ、美佳さんのところにお邪魔したら、すぐ判る事ですもの。泉さんは「お姉さん」の役なんでしょ?」
「いやだ、恥かしいです。でもね、ほんとはお姉さまたちに甘えるのが大好きなんですよぉ。」
「泉さん、まだ16のお嬢さんですものね。今度、私も「ぎゅっ」ってしてあげますからね。」
心なしか、肩を抱かれたような感じがして、ちょっと嬉しかったです。わたしってやっぱり甘えん坊ですね。
美佳さんたちのセットが終わったようで、洋子さんに呼ばれました。
「ちょっと考えてたんだけど、泉さんのお名前、ひらがなで「いづみ」って書いたらどうかしら。」
「あら、それいいわね。私も考えた事あるのよ。月曜日から「いづみ」って名札に替えてあげるけど、どう?」
「そしたら、もっと女の子っぽくなるかも知れませんね。洋子さん、ありがとうございます。」
「じゃあ、決まりね。16のお誕生日を境に「泉」から「いづみ」に名前が変わるのね。恋愛小説みたいで素敵じゃない?」
みんなも喜んでくれてるみたいです。今日から「いづみ」をよろしくお願いします。