「徹と呼ばれたころ 3」
- 2009/10/10
- 08:08
<思いがけなく上品なご婦人と仲良くなってしまった徹くん・・
果たしてこの先どうなるのでしょうか・・>
「徹と呼ばれたころ 3」
初めて百合子さんの家に泊めていただいた日は本当に驚いてしまいました。
豪邸、っていうのでしょうか、部屋がいくつあるのだろうって思うような素敵なお家でした。
結局2晩お言葉に甘えてしまったのですが、2日目の昼間は絵美さんに案内してもらって、宇都宮の繁華街で洋服とか買ってもらうことになってしまいました・・
絵美さんはきっと僕より5つかそれぐらい年上の、大人しくてとっても優しいお姉さんでした。
百合子さんが「若い人だけで行ってらっしゃい」と言ってくれたので
年上の優しいお姉さんとデートしてるみたいでした・・
百合子 「やっぱり来てくださったのね。絵美も徹さんがいらっしゃるのを待ち侘びてたんですよ♪」
絵美 「いやですわ、奥様。恥しいではありませんか・・」
結局僕は次の週も百合子さんのお誘いに、のこのこと宇都宮にやってきたのでした・・
百合子 「そうそう、今日は徹さんに是非ご覧に入れたいものがありますのよ。」
徹 「わかった、猫か犬でしょう?」
昔ウチで猫を飼っていたことがあるので、なんとなくそう思ったのでした・・
百合子 「あら、動物がお好きでしたの・・仰って頂けば持って来てもらいましたのに・・」
絵美 「奥様、徹さまをあまりお待たせしない方が・・」
百合子 「あら、私としたことが・・ごめんあそばせ。」
絵美さんが持って来てくれたのは新品のギターでした・・
実は百合子さんはピアノがとても上手で、この間も僕に素敵な歌を聴かせてくれたのでした。
僕がギターが弾きたいって何となく呟いたのを本気にしたのですね・・
徹 「でも僕、弾きたいとは思ってますけど、触ったこともないのですよ・・」
百合子さんは絵美さんにウインクしました。
絵美 「大丈夫です、徹さま。絵美は奥様とご一緒するためにギターをずっと習っていたのですよ。
奥様からも徹さまに教えて差し上げるように言い付かっておりますので。」
徹 「でも弾けるようになるでしょうか・・」
絵美 「徹さま、絵美が先生では不足なのでしょうか・・」
絵美さんが悪戯っぽく微笑むので、僕もつい笑顔になってしまいました・・
それから毎週宇都宮に通うようになってしまいました。
百合子さんは相変わらず素敵ですし、絵美さんは僕のギターの先生になってくれました。
夕食が終わってから3人で百合子さんのピアノを囲んで演奏するのもウキウキして灰色だった僕の青春が急に華やかになった気分です。
でも、もう一つ僕が夢中になったものがあるのです・・
百合子 「今日も楽しかったですわ。徹さんが来てくださるのでとっても賑やかになりましたし・・」
百合子さんは絵美さんにウインクしてこう言いました。
百合子 「絵美がね、この頃活き活きしてきたんですよ。これも徹さんのおかげね♪」
絵美 「もう、奥様ったらぁ・・意地悪仰らないでください・・」
百合子 「あら、絵美のお顔赤くなってるじゃない・・お熱測りましょうか?」
絵美 「堪忍してください、奥様・・絵美は・・絵美はそんなんじゃありません・・」
絵美さんは嬉しそうな、恥しそうな様子で顔が真赤でした・・
絵美 「徹さまからも奥様に仰ってください・・絵美を苛めないようにって・・」
徹 「ぼ、僕どちらの味方をしたらいいんでしょう?」
百合子さんと絵美さんのなんだか大人っぽい様子に、僕はどぎまぎしてしまいました・・
百合子 「徹さん、絵美って可愛いでしょう?時々こうやって遊んであげてくださいね♪」
それから僕はお二人にお休みなさいを言っていつも使わせてもらっている客間に入りました・・
果たしてこの先どうなるのでしょうか・・>
「徹と呼ばれたころ 3」
初めて百合子さんの家に泊めていただいた日は本当に驚いてしまいました。
豪邸、っていうのでしょうか、部屋がいくつあるのだろうって思うような素敵なお家でした。
結局2晩お言葉に甘えてしまったのですが、2日目の昼間は絵美さんに案内してもらって、宇都宮の繁華街で洋服とか買ってもらうことになってしまいました・・
絵美さんはきっと僕より5つかそれぐらい年上の、大人しくてとっても優しいお姉さんでした。
百合子さんが「若い人だけで行ってらっしゃい」と言ってくれたので
年上の優しいお姉さんとデートしてるみたいでした・・
百合子 「やっぱり来てくださったのね。絵美も徹さんがいらっしゃるのを待ち侘びてたんですよ♪」
絵美 「いやですわ、奥様。恥しいではありませんか・・」
結局僕は次の週も百合子さんのお誘いに、のこのこと宇都宮にやってきたのでした・・
百合子 「そうそう、今日は徹さんに是非ご覧に入れたいものがありますのよ。」
徹 「わかった、猫か犬でしょう?」
昔ウチで猫を飼っていたことがあるので、なんとなくそう思ったのでした・・
百合子 「あら、動物がお好きでしたの・・仰って頂けば持って来てもらいましたのに・・」
絵美 「奥様、徹さまをあまりお待たせしない方が・・」
百合子 「あら、私としたことが・・ごめんあそばせ。」
絵美さんが持って来てくれたのは新品のギターでした・・
実は百合子さんはピアノがとても上手で、この間も僕に素敵な歌を聴かせてくれたのでした。
僕がギターが弾きたいって何となく呟いたのを本気にしたのですね・・
徹 「でも僕、弾きたいとは思ってますけど、触ったこともないのですよ・・」
百合子さんは絵美さんにウインクしました。
絵美 「大丈夫です、徹さま。絵美は奥様とご一緒するためにギターをずっと習っていたのですよ。
奥様からも徹さまに教えて差し上げるように言い付かっておりますので。」
徹 「でも弾けるようになるでしょうか・・」
絵美 「徹さま、絵美が先生では不足なのでしょうか・・」
絵美さんが悪戯っぽく微笑むので、僕もつい笑顔になってしまいました・・
それから毎週宇都宮に通うようになってしまいました。
百合子さんは相変わらず素敵ですし、絵美さんは僕のギターの先生になってくれました。
夕食が終わってから3人で百合子さんのピアノを囲んで演奏するのもウキウキして灰色だった僕の青春が急に華やかになった気分です。
でも、もう一つ僕が夢中になったものがあるのです・・
百合子 「今日も楽しかったですわ。徹さんが来てくださるのでとっても賑やかになりましたし・・」
百合子さんは絵美さんにウインクしてこう言いました。
百合子 「絵美がね、この頃活き活きしてきたんですよ。これも徹さんのおかげね♪」
絵美 「もう、奥様ったらぁ・・意地悪仰らないでください・・」
百合子 「あら、絵美のお顔赤くなってるじゃない・・お熱測りましょうか?」
絵美 「堪忍してください、奥様・・絵美は・・絵美はそんなんじゃありません・・」
絵美さんは嬉しそうな、恥しそうな様子で顔が真赤でした・・
絵美 「徹さまからも奥様に仰ってください・・絵美を苛めないようにって・・」
徹 「ぼ、僕どちらの味方をしたらいいんでしょう?」
百合子さんと絵美さんのなんだか大人っぽい様子に、僕はどぎまぎしてしまいました・・
百合子 「徹さん、絵美って可愛いでしょう?時々こうやって遊んであげてくださいね♪」
それから僕はお二人にお休みなさいを言っていつも使わせてもらっている客間に入りました・・